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このページでは、標高タイルの仕様について説明します。
標高タイルは、地図タイルと同一のタイル座標とピクセル座標を用いてデータを整備しており、カンマ区切りのテキスト形式とPNG形式のファイルがあります。
なお、標高タイルの作成方法と地理院地図で表示される標高値については、下記のページで詳細に説明しています。
標高タイルの作成方法と地理院地図で表示される標高値について
標高タイルの特徴を地図タイルと比較すると、表1のようになります。
タイルの種類 | 地図タイル | 標高タイル | |
---|---|---|---|
テキスト形式 | PNG形式 | ||
画素に入っている情報 | 地図の色情報 | 標高値(カンマ区切りで格納) | 標高値(RGB値で格納) |
ファイル拡張子 | png又はjpg | txt (1タイル約450KB) |
png (1タイル約100KB) |
256ピクセル×256ピクセルの地図タイルと関連づけるために、標高タイルは以下のデータ仕様になっています。
例えば、https://cyberjapandata.gsi.go.jp/xyz/dem/14/14547/6463.txt図1中央の標高タイル)を表示すると分かるように、 図1左にある地図タイルの左上画素(0,0)の標高は5.28m、右上画素(255,0)の標高は0.96m、左下画素(0,255)の標高は2.35m、右下画素(255,255)の標高は「e」となります。
24ビットカラーのPNG形式で、一つのタイルの大きさは256ピクセル×256ピクセルです。テキスト形式の標高タイルより、データサイズが小さいという特徴があります。
ピクセルの画素値(RGB値)から、当該ピクセル座標の標高値が算出できます。
画素値(RGB値)から算出される標高値は、テキスト形式の標高タイルの標高値と同じになります。
画素値(RGB値)から標高値h(m)の計算式は下記のとおりです。
uは標高分解能(0.01m)を表します。また、無効値(標高タイル(テキスト形式)の「e」に該当する箇所)は(R, G, B)=(128, 0, 0)です。
※PNG形式の標高タイルについては、下記の論文を参考にさせていただきました。
PNG標高タイル -Web利用に適した標高ファイルフォーマットの考察と実装-(西岡芳晴・長津樹理、情報地質第26巻第4号、2015)
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