国土地理院ベクトルタイル提供実験

国土地理院は、ベクトルタイルを従来の画像タイルとともに「地理院タイル」の一種として実験的に提供しています。

提供実験の位置づけ

国土地理院ベクトルタイル提供実験の位置づけは次のとおりです。

電子行政オープンデータ戦略(PDF形式:340KB)（2012年7月4日高度情報通信ネットワーク社会戦略本部決定）では「機械判読可能な形式」での公開が基本原則とされており、これは地理空間情報に関しても同様です。
また、官民データ活用推進基本計画(PDF形式:11.1MB)（2017年5月30日閣議決定）では、オープンデータの更なる推進や、基盤となる地図データの重要性が言及されています。
このため国土地理院では、全ての地図の基盤となるウェブベースの機械判読可能な地図データを提供すべく、国土地理院研究開発基本計画(PDF形式:421KB)（2014年4月策定）に基づき「ベクトルタイル提供実験」を進めています。
本提供実験は、ベクトルタイル提供における技術的・施策的課題を国土地理院が把握するとともに、GitHubのレポジトリや地理院地図パートナーネットワーク等を通じて外部からの技術的な提案を受け取り、技術的な議論を通じてベクトルタイルの適切な提供方法を研究開発することを目的としています。
提供するベクトルタイルは国土地理院コンテンツ利用規約に従って利用できます（実験的に提供するもので、基本測量成果ではありません）。
2019年7月29日から、背景地図にベクトルタイルを使用したウェブ地図サイトである地理院地図Vector（仮称）を試験公開しています。